パンプスがないと生きられない

プリプリプリティな彼に再びどハマりした今野貴之系ジャニオタの綱渡りの日々

ワーカーホリック女子がCarnivalした話

先々週、遂にすべての仕事への完全復活を果たした。

復帰してからというものとにかく慌しく、妙な時間に寝て出勤ギリギリまで爆睡し、素早く身支度を整えて出勤し、妙な時間に帰宅する…という「元の日常」に戻った。

私は仕事柄、なかなか仕事とプライベートを切り離すことができない。というか、正直私の中で何が仕事で何がプライベートなのかも判然としない。元々趣味として始めたことや、興味があって取り組んできたことが現在の仕事に繋がったためであろう。そういえば少し前まで複雑な関係にあった彼も、元はといえば仕事がきっかけで出会った人である。

「完全なプライベート」がないとまずいと気付いたのは、この1ヶ月半に及ぶ療養期間中だった。仕事から解放されて、頭を空っぽにする時間。好きな何かにただただ夢中になる時間。中学時代から「お前どんだけわらじ履けば気が済むんだよ」と言われるような生活を送っていた私だが、確かに当時からアイドルを愛でるという「完全なプライベート」タイムがあった。当時から無意識に、癒しを求めていたのかもしれない。愛でる対象が変化したり、ジェジュンの入隊によって一旦アイドルを愛でることから離れたものの、「療養中」という絶妙なタイミングで、昔から好きだった伊野尾慧という奥深い沼に足をすくわれたのは今思えば必然だったのかもしれない。結局人間には癒しが必要なのである。

「類は友を呼ぶ」という言葉があるが、私の友達の大多数はワーカーホリックである。しかもほぼ全員、勤務時間も休みも不規則である。そんなワーカーホリック仲間の一人が私のこのところの災難を憐れむ会を開いてくれた。しかもわざわざ県外から駆けつけてくれるという愛情の深さである。───彼女こそ、「Hey!Say!JUMPが好きだなんて犯罪だ」と大騒ぎした挙句、すっかり有岡さんちの大貴くんの渾身の一撃「キミがナンバーワンだああああああ!」に心を奪われ、沼に片足を突っ込みかけている友人Kである。自他ともに認める酒豪の私たちは飲み屋をはしごし、互いの将来について考えると共にいのありについてひたすら語り合った。というかほとんどいのありの話しかしていない。チヂミをつまんでもいのあり。日本酒を飲んでもいのあり。焼酎を飲んでもいのあり。もはや「災難を憐れむ会」でなく、単なる「いのありの会」である。

そんなわけで散々飲み倒し、DVDプレイヤー貸出サービスのあるカラオケに移動して、家から持参したDVDを鑑賞した。まずはキミアトラクションのPV。次にSmart。そして最新のJumping Carnival*1。ライブDVDは私のイチオシの曲を中心に鑑賞した。

Smartでの友人Kのお気に入りは愛追i隊で、我らがイーノ考案の合いの手はすぐにマスターしてしまった。しかもどの曲にも\オカモトケイト!/をぶっこんでくる。オカモトケイトが歌っていない曲にさえぶっこんでくる。ふとした会話の中にさえもぶっこんでくる。一度しか曲を聞いたことのない人にここまでされれば、オカモトケイトもイーノも、ついでにアリーも本望かもしれない。

そして私も購入後初鑑賞となるJumping Carnival。カラオケルーム特有の反響のせいでオープニングのヤブッチせんせーの煽り台詞が聞き取れず10回巻き戻し、Viva 9's Soulも同様の状況だったため雰囲気で頑張って聞き取った*2。\オカモトケイト!/で大騒ぎし、友人Kは\ヤブコウタ!/という新しい合いの手を習得した。5音7音はやはり日本人の耳に心地良いのだろう。ペットショップラブモーションでは同世代男子の頑張りに度肝を抜かれ、海人髙木兄さんのギャルっぽい「ワンワン!」に爆笑しつつ、伊ニャーくんがステージに置きっぱなしにした鯖の行方を2人で本気で心配した。「ほら!伊野尾くんこのところ働きすぎだから!」「前の歌で歌詞も忘れたし!」「大丈夫かな!?」───さながら息子を見守る母のような気持ちである。BESTコーナーで鯖の顛末を見届けて安堵したところで、仕事を終えたばかりのもう一人のワーカーホリック・友人Gがやってきた。確か午前2時ごろのことである。

深夜のノリで再びSmartから再生したところ、友人Gは金髪長身のヤンキーを気に入ったらしく、「誰?」「え、中島くん?」「カツオを野球に誘う人?」と興味津々だった。確かに中島くんはSchool Girlでリョウスケを野球に誘っていた。素晴らしい着眼点である。その後Jumping Carnivalにて黒髪の好青年に変身したヤンキー改めリョウスケの友達・中島くんに友人Gは魂を持っていかれたらしい。「下の名前は!?!?!?」「ゆーと!」「ゆーと!」そんな友人Gを見ながら友人Kはボソッと呟いた。「\ナカジマユウト!/」───5音・7音は、どこまでも日本人の耳に心地良く響き渡る。

そんなわけで明け方まで鑑賞(予習)してはカラオケモードに切り替えて歌う(復習)を繰り返し、3人で楽しい一夜を過ごした。「ツイてないんだか憑いてんだか分からない」と言われていた私の憑き物もスッキリである。友人Kは\オカモトケイト!/とノリノリで家に帰り、友人Gは帰宅して身支度を整えて再度出勤、私も帰宅して2時間程寝て出勤した。そんな状況でもほとんど疲れを感じなかったのだから、アイドルの癒しのパワーは恐ろしい。

それから丸1日経った昨日、友人Gからの「昨日はありがとう!」というLINEの通知が飛び込んで来た。「実はあの時一緒に見たDVD、その日の仕事終わりに買っちゃった!」という報告と共に。既読をつける間もなくLINEはバンバンやってくる。「やっとメンバー全員の顔と名前が一致したよ!」と可愛い絵文字と共に言う友人Gだが、やっともなにもDVDを見てから1日しか経っていない。私はJUMPと同様に大所帯のグループであるSuper Juniorのメンバー全員の顔と名前を一致させるのに5年近く掛かったし、5人組のSHINeeでさえオニュとキーの区別がつかず2年程mirotic状態であった(これはこれで遅すぎるが)。友人Gは購入したDVDを最初から最後までぶっ通しで鑑賞し(私もまだぶっ通し鑑賞はできていないというのに!)、満足した所でレンタルショップに走り、片っ端からアルバムを借り(私はこれもまだできていない)、現在は髙木くんが出演していた「ごくせん」を見直しているらしい。なぜここでナカジマユウトのドラマをチョイスしないのか、個人的に気になっているところである。とにかく、今後の友人Gの動向から目が離せない。

更に、今日職場の後輩(この子もワーカーホリックである)から連絡メールが届いたのだが、一番最後に「もしかして一条さん、K-POPお好きだったりします!?」と書かれていた。返信して話を聞いたところ、この子もK-POPが好きらしい。同じようなにおいを感じ、居てもたってもいられずメールをくれたらしい。ひとしきりK-POPネタで盛り上がった後、「最近はジャニーズも好きなんだよね」と続けたところ、「え、もしかしてHey!Say!JUMPですか!?」という返事が来た。遅い時間になったので返信していないが、これはもしかするともしかするかもしれない。逸る気持ちを抑えるのに必死である。

というわけで、結局人間には癒しが必要なのである。癒しを得ることで、人間としてのバランスが保たれるのだと思う。何らかの癒しなくして社会生活はきっと成り立たない。よって、アイドルは───いや、アイドルこそ正義なのだ。

働く女子に素敵な癒しをくれるアイドルに、乾杯。

*1:SmartのDVDを購入するか否かで大騒ぎした私だったが、沼に落ちたと自認したら最後。PVの世界観がドツボだったキミアトラクションの初回限定版を探し回って購入し、Jumping Carnivalに至ってはガッツリ予約購入してしまった。

*2:こういった状況だったため、我らがイーノの突然の「ごめんなさい!」の意味が分からず再び巻き戻しまくる始末であった。