パンプスがないと生きられない

プリプリプリティな彼に再びどハマりした今野貴之系ジャニオタの綱渡りの日々

激動の3月、まさかの4月、そして5月。

前回、ブログを更新したのは3月12日。

ブログを更新して数分後、私はTwitterのアカウントを作った。迷いがもの数分で好奇心に打ち勝ったのである。情報系のアカウントをフォローし、「JUMP担」の皆さんと交流をするようになり───あれよあれよという間に2ヶ月が経とうとしている。この2ヶ月もまた、例によって濃かった。とにかく濃かった。

我らが伊野尾くんは、かの超有名少女漫画「ピーチガール」で映画初出演にして初主演が決まった。世は少女漫画の映像化ラッシュ。「爆売れ」漫画であるピーチガールの映画化は順当と言えば順当であるが───まさか伊野尾慧asピーチガールとは意外や意外な展開である。個人的には「ママレードボーイ」の遊あたりにキャスティングしてほしかったところだが───というつぶやきは置いておこう。さて、このピーチガール。私は「パラ読み」の経験こそあったが、きちんと読んだことがなかったため、某マンガ配信サイトにて1巻を立ち読みした。感想はこの一言に尽きる。「かなり濃厚」。───いろいろな意味で。そして、伊野尾くん演じるカイリくんは黒髪ベタ塗りキャラだった。───茶髪マッシュではない。断じて、茶髪マッシュではない。大事なことなので、2度言っておく。

ともあれ楽しみなことに変わりはない。現場にてお偉いのおじ様を軒並みキュン死にさせたという伊野尾慧に、期待が高まる一方である。

新曲の発売も決まった。タイトルはご存知「真剣SUNSHINE」。当て字上等。ジャケ写はまさかのJUMP with カキ氷。アオリはよりにもよって、「わっしょい系ド直球サマーラブソング」ときた。───全くもって掴めない。というか、「Chau♯」や「キミアトラクション」で定着した「ゆめかわいい系」はどこへ。音源・PVが解禁されて久しいが、実はまだ私は未聴・未視聴の状態である。Twitterのタイムラインにキャプチャー画像が流れていたが───歌詞もダンスもかなり謎だ。学ラン、ジャングル、「バカみたいに好きだ!!!」、そして足をぐいんぐいん動かす我らが伊野尾慧。見よう。そろそろ見よう。謎を解き明かそう。じっちゃんの名に懸けて。

そして私は、新しい職場での勤務が始まってわずか2週間目にして、かの「熊本地震」に襲われた。何を隠そう、私は生まれてこの方地元を離れたことのない、生粋のくまモン県民である。「経験したことのない揺れ」を2度も経験し、2週間近くまともに家に帰れない、仕事にも行けない日々が続いた。ゴールデンウィークに入り、少しずつ日常が戻ってきたものの───いつ来るか分からない揺れに、恐怖を覚える日々が続いている。

地震を通し、改めて人と人とが繋がり合う暖かさを実感させられた。地震の直後、私に1番に電話を掛けてきたのはワーキングホリデーで海外にいる友人だった。彼からの連絡を皮切りに、あらゆる友人、仕事関係でお世話になった方などからひっきりなしに連絡が届いた。感謝感激雨あられである。そして、らじらーでは伊野尾くんが泣いてくれた。

その頃、ちょうどこちらでは福岡のスタジオからの災害情報が流れていて、「あー今日はらじらーお休みなのかなー」などと思っていたのだが、Twitterのお友達から「ねえ聞いてる!?」とメッセージが届き、数分後にタイムラインを見ると、こちらでは聞けなかった「その時」の音声が掲載されていた。その音声を聞いて、私は地震が起きて、初めて泣いた。そして、この人を好きになってよかったなあと改めて思った。

こういう状況にあって、泣きたくても泣けない人はたくさんいるだろう。そんなすべての人たちの代わりに、伊野尾くんは泣いてくれたのではなかろうか。地震に関する情報が折々に入り、「すべてをリアルタイムで」とはいかなかったものの、この日のらじらーは、伊野尾くんと共に涙し、最後まで笑顔で番組を進行してくれた光くんと共にたくさん笑った───私にとって、忘れることのできない、思い入れの深い回となった。

このゴールデンウイークは、家の片付けや近所の片付け、職場の片付けなどに追われている。隣近所に住んでいるのに、時間帯が合わずほとんど顔を合わせなかったちびっこたちや、おじいちゃんおばあちゃんと久しぶりにおしゃべりをしたり、ご飯を食べたり、遊んだりしながら、楽しくやっている。地震を機に引っ越す人も多く、ちょっぴり切ない別れもいくつか経験した。

そんなこんなで、とにかく濃かったこの2ヶ月。私が住むこの小さな町にも、早く平穏な日々が戻ってくるようにと祈るばかりである。なんてったって、JUMPのツアーが決まったのだ。生きてツアーに行き、生伊野尾慧を拝むことこそ私の現在の人生最大の目標である。

頑張れ一条、頑張れ熊本!